突然ですが、みなさんに質問です!
「理想的な話し方って、どんな話し方のことだと思いますか?」
美しく流暢に話すことでしょうか?
ユーモアのある話し方でしょうか?
表現力に優れた話し方でしょうか?
みなさんはどんな話し方が理想的だと思いますか?
正解は・・・
一言では言えません。
えーーー( ゚Д゚)!?
ですよね(笑)
先ほど挙げた3つの例であれば、
時にはどれも正解で、
時にはどれも不正解です。
「どういうこと??」
そんなお声が聞こえてきそうですね(^_^;)
今回は【理想的な話し方】についてお伝えしていきます!
今回の内容は必見となっておりますので
ぜひ最後までお読みくださいね!!
「いきなり自分の話!?」
と思われたかもしれませんが(笑)
本題に入る前に
ぜひお話しておきたいことなので
少々お付き合いください(;^ω^)
私は現在、主に
イベントMCとトークスキルアップコーチ
を務めていますが
昔は、このほかにも
ツアーガイド、バスガイド、
通販番組のリポーター
キャラクターショーのお姉さん兼キャラクターの声あて
などもしていました。
ちなみに、ナレーションのお仕事は
イベントMCほど多くはないですが
今でも続けています♪
話し方の研修に関しては
イベントMC向けの研修だけでなく
ニュース原稿読み、早口言葉練習、お天気レポート、
アナウンサーのような映像向けの話し方対策、
ナレーション、婚礼司会
なども経験しています。
さらに、プロフィールでも軽く触れているので
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが
幼いころから演劇に携わっていた関係で
演技の勉強も長年しておりました。
あと歌とダンスもちょびっと(笑)
また、接客業も大好きで
学生時代にはありとあらゆる
接客業のアルバイトもしていました。
中でも
試食試飲のアルバイトでは
どのように商品をオススメすれば
お客様が購入してくださるのか
ということを、常に考えていたので
かなり貴重な経験になりました。
そのときから「話す」ということについて
無意識にも研究が始まっていたように思います(*^^*)
今、思い出しながら書いているのですが
まだまだ書ききれない(思い出しきれない笑)、
ことがたくさんあります。
なぜ今ここで
私が過去にどんなことをしてきたのかを
ご紹介したかと言いますと
さまざまな場で
【話す】ということが
常に必要なスキルであった
ということをお伝えしたかったんです。
もっと言うと
この【話す】というスキルも
ありとあらゆるところで
基礎から応用まで徹底的に習ってきたからこそ
“どんなときもこの話し方が正解!
というものは存在しない”
ということが分かった、とお伝えしたいんです。
例えば
ニュース原稿読みの理想的な話し方が
ツアーガイドにとっての理想的な話し方になるのか
と言えば、そうではありません。
キャラクターショーのお姉さんにとっての理想的な話し方で
お天気リポートをしたら
恐らく視聴者のみなさんが、びっくりされることでしょう(笑)
さまざまな場面での
【話し方】を学んできたからこそ
理想型が1つではないことに気付けたのです。
私の過去のお話に
ここまでお付き合いくださったみなさま
ありがとうございました。
「田中杏奈ってなんかいろいろやってたんだな」
ということが伝わっていれば幸いです(笑)
さて!
ここからは本題に入っていきます。
先ほども少し触れましたが
話し方の理想型は1つではありません。
それぞれに応じた理想が存在するのです。
ところが、多くの方が
全てにおいて理想的な話し方=噛まずにキレイに話すこと
だと思われている傾向にあります。
御幣のないように
先にお伝えしておきますが
噛まずにキレイに話すことが
間違っているわけではありません。
レッスンでも、よくみなさまから
「スラスラと噛まずに読むことが理想ですよね?」
と聞かれるのですが・・・
もちろん、噛まずに話せるにこしたことはないとは思います。
ただ、キレイに読むことだけが
全てにおいて理想的かと言われると
視点は少し変えた方が良いと思います。
例えばなんですが
ニュースを伝えるアナウンサーさんであれば
必要な情報を的確かつ分かりやすく
伝えなければなりませんよね。
情報を正しく伝えるときには
主観的な感情は
なるべく入れないほうが良く
豊かな表現力よりも
原稿を間違えずに
ハッキリかつキレイに読めることが求められます。
余計な抑揚などもつけない方が理想です。
この話し方は
“情報を的確に伝える”ということ
つまりニュースを伝えるアナウンサーさんにとっての
理想的な話し方です。
では
セミナー講師をしている方の話し方で
同じように話していたらどうでしょうか…?
お伝えしたい熱い想いがある中で
感情をなるべく入れず
表現しすぎないように話すことが
本当に理想的でしょうか?
なんだか違いそうですよね?
そうなんです。
【それぞれに合った話し方】があるんです。
セミナー講師であれば
正しく噛まずに
原稿通りに読むことに
意識を集中させるよりも
自分の想いをいかに伝えることができ
相手の心を動かすことができるか
に意識を集中させることの方がもっと大切です。
注意!
キレイに話すことが大切なときもあれば
もっと他に大切なことがあるときもあります。
何が正しくて何が間違っている、
ということではなく
その場に合わせた話し方が
それぞれ違うんだということを
ぜひ覚えておいてくださいね!
ここまでお読みいただいたみなさんは
それぞれに合った話し方がある
つまり
どんなときもこの話し方が正解!
というものは存在しない
ということを十分お分かりいただけたかと思います。
ということは
それぞれの理想型を
探っていかなければならないですよね。
理想型を探るには
基準となる条件がいくつかあります。
私が普段、意識している条件を
下記に5つ挙げてみました!
この5つ以外にも
基準となる条件はいくつかありますが
主に、この5つを考慮すれば
どんな話し方が理想かが分かってきます。
例えば
私がツアーガイドをしていたときの事を
この条件にあてはめながら考えてみます。
①話す相手
⇒ツアーご参加のみなさま
②伝える内容
⇒観光スポットのご案内やツアーにおけるアナウンス事項
③話す目的
⇒お客様の安全を守りつつ、ツアーを楽しんでいただくため
④伝えたいイメージ
⇒柔らかさ、明るさ、親しみやすさ
⑤話す場の雰囲気
⇒観光スポットによって変わる
こんな感じです。
私は主に、ある観光スポットを
お客様と一緒に歩いて散策する
というものを担当していました。
めちゃくちゃ楽しいお仕事でした( *´艸`)♪
観光スポットのさまざまな情報や
歴史的背景などもお伝えしていくため
話す量はかなりありました。
お客様の層は幅広く
ご年配の方が多いときもあれば
お子さま連れのファミリー層が多いときもありました。
そのときどきによって
具体的な話す内容は変えていました。
お客様と近い距離にあったので
特に気を付けていたのは
【親しみやすさ】です。
お客様が話しかけやすいように
あまりかたい話し方をせず
表情も豊かに話すようにしていました。
また、せっかくならお客様に
もっと楽しんでいただきたい!
と思い…
“1回のツアーで、最低でも2回は
何かウケることを言う!”
という謎の規則も
自分で勝手に作っていました(笑)
※所属先の規則ではありません。
ちなみに
コツをつかむと意外と難しくはないので
“1ツアー2ウケ”は割と簡単にクリアできます(笑)
このように
基準となる条件にあてはめてみると
その場での理想的な話し方が
どういったものなのかを
探ることができるようになります。
とはいえ、
果たしてその話し方が
本当に理想型なのか…?
というのは
ご自身で判断するのが
難しいときもあると思います。
そんなときは
ぜひレッスンで
ご相談くださいね♪
プライベートレッスンの詳細はこちら!
いかがでしたか?
【話し方】といっても
さまざまな理想型がある
とお伝えしてきましたが
唯一、これだけは
全てに共通している
ということがあります。
それは…
自分の魅力を活かす
ということです。
自分にしかない良さを
磨いていき
自分の魅力を活かして話す
ということなんです。
冒頭でお伝えしたように
私はさまざまな場で
いろいろな話し方を身につけてきました。
それぞれの場に合わせて
話し方も変えています。
ですが
土台となるものは
全てにおいて共通しています。
土台とは
自分にしか出せない声や
自分ならではの魅力的な話し方
のことです。
だからこそ
自分自身の声や話し方を
常に磨き続けることが大切なんです。
そうすることで
どんな場面でも柔軟に
話し方を理想型へ近づけることが
できるようになります。
ぜひ、ご自身の土台となる
声や話し方を磨いてみてくださいね!
今回も長文になりましたが
実はまだまだお伝えしきれていません!笑
今後も記事やレッスンを通して
【話し方】について
お伝えしていきたいと思います。
最後までお読みくださり
誠にありがとうございました。