イベントMCのお仕事には
さまざまなものがあります。
例えば「影ナレ」もその1つ!
みなさんは「影ナレ」という言葉を
聞いたことはありますか?
「影アナ(=影アナウンス)」とも言います。
「お客様から見えない場所でアナウンスを行い
MCの声だけが会場に流れている」というものです。
イベントが始まる前のご案内で
よく耳にされる機会があるのではないでしょうか?
実は私は「影ナレ」のお仕事も多く
たまに
「もしかして〇〇(会場名)で流れていた声の主って田中さん!?」
と知り合いの方に気付かれることもあります。
もちろん、同一のイベント内で
影ナレと表に出る司会を兼務することも多々ありますよ。
そんな影ナレのお仕事をするときには
表に出て行うMCとはまた違い
特に気を付けたいポイントがいくつかあります。
今回はその中の1つを簡単にお話し致します。
突然ですが、以下の例文を音読してみてください。
みなさんはこの文章がどういう意味か
すぐにお分かりになりましたか?
一瞬「?」となった方も
少なくはないのではないでしょうか?
気になるのは「キジョウ」という言葉ですよね。
では以下の文章ではいかがでしょうか?
これならもうお分かりになりますよね。
「キジョウ」とは「机上」のことでした。
つまり、机の上に資料をご用意しました、
という意味の文章だったのです。
始めの文章ですぐにお気づきになった方も
もちろんいらっしゃると思いますが
瞬時にご理解頂けるかと言いますと…
少し分かりづらい言葉でもありますよね。
これを影ナレで置き換えてみましょう。
お客様は「机上」という文字をご覧になるわけではなく、
影ナレのアナウンスだけを頼りにされています。
もし司会台などの表に出ていれば
「机」と分かるように
手で指示することは出来るかもしれませんね。
ですが、影ナレでは出来ません。
また、お客様には
アナウンスの内容を
瞬時にご理解いただかなくてはなりません。
ではどうすれば
お客様に伝わりやすくなるのでしょうか?
台本に「机上」と書いてあったとしても
そのまま読まない、ということです。
「キジョウ」と読むのではなく
分かりやすく言い換えをします。
この場合は「机の上」
とお伝えするのが分かりやすいですね。
「資料は机の上にご用意しております。」
たったこれだけでも
伝わり方は大きく変わります。
文字で見ただけでは「の」が入っているかいないか
だけの違いなのですが
アナウンスをしたときには大きな差が出ます。
音読をすると
この違いに気付いて頂けるかと思います。
これは「机上」という言葉だけに
限ったことではありません。
このほかにも
文字で見るとすぐに伝わる言葉でも
アナウンスだけでは伝わりにくい言葉
というのがたくさんあります。
私は影ナレを担当する際
この点に注意して行っています。
ただ、台本を黙読しているだけでは
気付きにくいことも多いので
必ず音読をして確認するようにしています。
特に熟語の羅列となっている場合は注意が必要です。
伝わりづらい言葉だと感じたときには
どのようにお伝えすれば
お客様に瞬時にご理解頂けるかを考えます。
少し言い回しを変えるだけで
伝わりやすくなることも多いので
あまり難しく考える必要はありません。
台本が手元にあると
どうしてもそのまま読みたくなってしまうので
より注意深く確認を行うようにしてください。
このほかにも
影ナレをするときには
いくつかのポイントがあります。
どのポイントにも共通することは
聞き手であるお客様に分かりやすくお伝えする
ということです。
今回は1つだけを簡単にご紹介しましたが
レッスンではより詳しくお伝えしています。
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