お役立ちミニ情報 2020/04/15

主催者の挨拶!「ありがとうございました」は入れるべき??

 

※2022年5月11日加筆

「本日はご参加くださいまして、誠にありがとうございます。・・・」

セミナーや懇親会、式典などで

主催者の挨拶はつきものですよね。

司会者の台本上には

よくこんなコメントがあります。

“それでは主催者を代表して

○○よりご挨拶申し上げます。”

みなさんもお聞きになったことが

あるのではないでしょうか?

では、挨拶が終わったあと、

司会者はどんなコメントをするのが

ふさわしいと思いますか?

“○○様(さん)、ありがとうございました。”

が正解・・・でしょうか?

「え??何か問題あるの(;゚Д゚)!?」

と思われたみなさま!

ぜひ最後までお読みください♪

本来はどうあるべき?

まず、大前提のお話ですが、

司会者はどの立場であるか?”

といいますと・・・

そうですね♪

通常は主催者側です。

そのことを念頭においた上で

読み進めてくださいね!

では本題です。

主催者側の挨拶は、本来どう捉えるべきでしょうか?

今回は、下記のようなシチュエーションを例に考えてみましょう。

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

【A社10周年式典】

主催者:A社

出席者:ご来賓、協力会社、クライアントの方々

୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧

式典の冒頭で、主催者であるA社の代表者が

出席者のみなさまに対して、ご挨拶をするとしましょう。

司会者「それでは、A社を代表して○○よりご挨拶申し上げます。」

代表者本日はご参加くださいまして、誠にありがとうございます。・・・」

問題はこのあとですね。

司会者は

「○○様(さん)、ありがとうございました。」

というべきでしょうか?

実は “言うべきか否か”

という疑問がでることはとてもよくあります。

迷ったときに基準となるのは

どこを立てるべきか?

という視点です。

「立てる」とは?↓タブを開く

司会をする上では、とてもよく使う言葉です。

人物に対しても使いますし、
言葉や物に対しても使います。

その人物や物事を
尊重・強調といった際立たせたいときに使う手法です。

今回のように

主催者側と出席者側が

ハッキリ区別されていて

あきらかに主催側がお願いして

出席者に参加いただいている

という構図が出来ているのであれば

立てるべき人物は「出席者」の方々ですね。

立てるべき人物が分かったら

その方々が立つようにするには

それぞれの立場をどのようにとらえるべきか、を考えます。

文字で読むと少し分かりづらいですね(^_^;)

今回の例で置き換えると・・・

立てるべき人物=出席者

なので

主催者側は一歩ひいた対応が必要です。

本来であれば

主催者挨拶において

「○○様(さん)、ありがとうございました。」

正式ではありません

それを言ってしまうと

挨拶した人=主催者 を

立てることになってしまうからです。

本来、出席者を立てるためには

その言葉以外で表現する必要があるのです。

どんな言葉が適切なのでしょうか・・・?

次の項目で解説いたします。

あえて言うなら、この言葉!

「ありがとうございました、が言えないなら

なんと言ってしめればいいの・・・?」

と思われた方も多いと思います。

実は・・・

何も言わなくてもOKなんです。

えーーー ゚  ゚( Д )!?

というお声が聞こえてきそうです(笑)

実は、何も言わずに

次の台詞に入ってもOKなのです。

例えばこんな感じです。

司会者「それでは、A社を代表して○○よりご挨拶申し上げます。」

代表者「本日はご参加くださいまして、誠にありがとうございます。・・・」

司会者「続いて、ご来賓のみなさまより・・・」

このようにそのまま

次のコメントにいっても問題ありません。

ただ、何も言わないことに慣れていないと

「なんだか違和感が・・・」

「なんとなく気持ち悪いなぁ・・・」

という方もいらっしゃると思います。

そんなとき

あえて何かコメントを言うなら

こんな言葉がオススメです!

司会者「それでは、A社を代表して○○よりご挨拶申し上げます。」

代表者「本日はご参加くださいまして、誠にありがとうございます。・・・」

司会者「○○よりご挨拶申し上げました。

こちらのコメントであれば

出席者の方々を立てつつ、コメントをいれることが可能です◎

ぜひ使ってみてくださいね♪

念のためお伝えしますが…

主催者ではなく、
ご来賓の方など、
出席者にお願いした場合は
必ず「ありがとうございました」
をいれてくださいね!!

「ありがとうございました」を入れる場合

上記までで

「ありがとうございました」は入れなくてよい

とお伝えしましたが

実は司会台本には

かなりの確率で

「ありがとうございました」 が入っています。

それにはいくつか理由があります。

 ①本来不要なことを知らない 

誰かが何か話してくださったことに対して

「話してくださってありがとう!」

という感情が出ますよね。

また、普段からよく聞く流れなので

入れて当然!と思われることもあります。

この場合は、状況によって違うのですが

「ありがとうございました」から

「〇〇よりご挨拶申し上げました」

に変更することもあります。

ただし、下記②または③の可能性もあるので

自分一人の判断でコメントを勝手に変えてしまうことは

少しリスクもあります。

「これはどうなのかな…?」

と迷った場合は、主催者側の誰かに

一緒に確認していただきましょう!

 ②不要なことと分かっていつつも入れている 

本来は「ありがとうございました」が不要だと

分かっていてもあえて入れている、という場合もあります。

例えば、ご挨拶される方が

かなり上の立場の方の場合。

主催側のかたではあるのですが

主催側の方々からしても

出席者の方々からしても

立てるべき方だという認識がある場合は

あえて「ありがとうございました」

と入れることもよくあるのです。

こういった場合は

「ありがとうございました」を

立てすぎないように気を付けながらコメントします。

※『オフマイクで話す』とも言われます。

先ほどから何度も出ている「立てる」という手法は

トークテクニックを語る上で欠かせない方法なのですが

こちらで話すと、かなり長くなってしまうので・・・(笑)

「詳しく知りたい!」という方は

レッスンにぜひご参加くださいね!

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 ③「聞いてくれてありがとう」という意味でとらえている 

挨拶をされた方に対して「ありがとう」ではなく、

聞いて下さった方に対して「ありがとう」を伝える、

という意味で使われる、ということです。

この場合は

挨拶した方のお名前を入れないことと、

「ありがとうございました」と

コメントするときの目線が重要となります。

目線とは、

“どこを見ながら「ありがとうございました」と言うか”

ということです。

出席者に対して伝えたいのであれば

目線は出席者の方へ向けましょう!

※ちなみに・・・
個人的には、この③の場合の
「ありがとうございました」は
あまり入れる必要はないのかな?と思います。

ただ、状況や考え方はいろいろあるので
入れることが絶対おかしい!というわけではありません(*^^*)

(プレゼンテーションなどでお話をした後であれば
「ご清聴ありがとうございました。」
とつけることはもちろんOKですよ!)

コメントというのは
ケースバイケースで
そのとき最もふさわしい言葉があります。

あまり固く考えすぎずに
柔軟に考えることも時には必要ですね♪

まとめ

いかがでしたか?

今回は、セミナーや懇親会、式典のときなどに行う、

主催者挨拶の挨拶の場合に

司会者が「ありがとうございました」を入れるべきかどうか

についてご紹介しました。

いろいろな状況に合わせて

その場でベストなコメントを

選択してみてくださいね!

プロの司会を目指す方も

自社イベントなどで司会をご担当される方も

ご参考にしていただければ幸いです。

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最後までお読みくださり

誠にありがとうございました^^